本日のフチ子さん

【コップのフチ子さん】をこよなく愛するひとの写真ブログ

GPSロガーに感謝のフチ子さん

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先週末に山開きをした岩手県奥州市焼石岳を登りまして、25%くらいが残雪を歩くコースでした。一度登ったことがあったのと、山開き当日なので登山客も多いだろうと地図は持っていませんでした。しかし以前登った時とは景色が全く異なりました。雪渓の中にわずかに見える目印のピンクリボンと足跡を頼りにトボトボと登りました。途中、100m先を熟年夫婦が歩いており、私の15m後続に単独行の男性がいました。私は不慣れな長時間の雪渓歩きに疲れ、前の熟年夫婦を無心でひたすら追いかけていました。しばらくすると先行する夫婦が立ち止まりました。数分後に私が追いつき、「こんにちわ」と挨拶をしたら、熟年夫婦が「こんにちわ、ここって登山道ですか?」と返されました。その時、気がつきましたが近くにピンクのリボンがありません(登山道には、視界で見える範囲で道迷い防止のため、コース脇の樹木の枝にピンクリボンが目印に結ばれていたり、木の幹に赤いスプレーで矢印がかかれていたりする)。雪に埋もれてしまったのか、外れているのか、はたまた登山道を外れてしまったかしたようです。私の後続の男性が追いつき訊いてみると、「えっ、わからないです。」とのこと。雪上の足跡も我々のもの以外見当たりません。しかも誰も地図を持っていないし、携帯は通じない状況。だけど、今回の山登りで試用運転した最近購入したGPSロガーのGARMIN eTrex30を取り出して検索すると100mほどコースから外れていることが分かりました。3人を引き連れてGPS頼りで歩いて無事に登山道に復帰しました。ほんと焦りました。その後、頂上に無事到着し下山途中、先ほど迷った場所で別のグループが登山道がどこか悩んでましたのでコースを教えてあげました。自分も春山だからって完全に油断してました。反省です。

ちなみに写真の赤い線が歩いた軌跡で、上側の凸になっているのが迷った登り、下側の緩やかなカーブが迷わなかった下りです。

GPSロガーは、けっして安いものではありませんが携帯するべきものだと心底感じました。